つくるきもち

社会人になりデザインをはじめとするモノ作りをするようになり
何かを作る時に思うのは、やっぱり「相手」のこと。

仕事ではそれが当たり前なのだけど
何かプライベートで作る時も年々
「相手」のことを考えたり思ったりすることが多くなっているように感じる。
それは良い意味で。

以前仕事で関わらせていただいたディレクターが
サプライズである物を作った私のことを
「もらった人の笑顔を彼女は想像できる人なのだ」と言ってくれたことがある。
とてもうれしい言葉。

そう、いつも渡す人、貰ってくれる人の「喜ぶ顔」を思い浮かべて
手を動かしているつもり…

 

デザイナーになって2年目の時だろうか
目の前の仕事に食らいつきながら必死になり過ぎていた時
なんだか気持ちが空まわる感覚があった。

それは作ることや提案することの気持ちの所在が
ちょっとずつズレてしまっていたからだと暫くして気付いた。

「喜んで欲しい」がちょっとずつ「感謝して欲しい」に
変わってしまっていたのではないのかな?と。

感謝して欲しいと思うと、人間とは単純で愚かだから
「こんなにしてあげたのに感謝の気持ちも無いなんて」って腹が立ってしまう。
そんなのはくだらないことだ。
自分の気持ちのあり方次第で受け止め方なんて変わるもの。

後輩達にいつも話していたのが
“感謝されたい、感謝して欲しいと思って作っていると
報われなくていたたまれず辛くなる。
だから「喜んでもらえたらいいな」
くらいの気持ちで作っていたら続けられると思う”

そうやって伝えてきた。
だから今も私は自分にそう言い聞かせて
これからもずっと、つくるきもちをそんなふうに持っていたい。

3歳の誕生日に姪へプレゼントしたヘアゴム

女子っぽいに目覚めた彼女も大喜びしてくれたらしい。
作ってよかったな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です